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一向は何だかんだで外に出た。
土方達にとっては見たことがない建物ばかりで二度目であっても目移りした。
「ん?そういや山崎はどうした」
「そういや朝から見てませんね」
「どうせ悪趣味な事でもしてんだろ」
その通りであった。
山崎は一人誠の部屋の屋根裏に住みついていた、今は誠の部屋に入り色々探っていた。
「ホンマ俺ら好きなんやなぁ……ん?」
開きっぱなしになっていた本を覗く。
「……………近藤さんが…処刑やと…」
言葉を失い山崎はその場に座りこんだ。
「………なにがおこるんや」
見たことのない土方の洋服姿の写真のファイルを見つけて山崎は力なくそう呟いた。
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