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場所は戻り土方達は今なぜかスーパーにいた。
「すずしーなぁ」
「食いもんいっぱいだ」
「すーぱーってすごいですね」
スーパーに入るなり皆はバラバラに行動しはじめた。
近藤は出入口にとまり自動ドアを見て楽しみ、原田と永倉は涼しいといいながら走りだし、沖田と藤堂は歩を連れてお菓子売り場を見て楽しんでいた。
そして土方は誠の右手を握りそっぽを向きながら歩く、左側には進がいた。
嫌な空気がここには流れていた。
でも誠は少し嬉しそうである。
幕末での土方はやはり副長としての役目を果たすためにどこかツンツンしていたがここではライバルがいるせいか甘えるとは言えないが柔らかく接するようになった。
今も手を握っていて涼しいはずなのに手汗によってしっとりしている。
「ふふ」
「んだよ」
「なんにも土方さん可愛いなって」
「なっ!!馬鹿か!」
「………」
二人の会話を進は黙ってきいていた。
すると、お菓子売り場から聞き覚えのある声がした。
「由紀?」
「やっぱ由紀かきてたんだな」
「誰だそいつ」
「あれ?紹介しなかった??私の友達行こ進も」
誠は二人の手をもち駆け出した。
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