第壱話

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* * * 誠が帰ってから約一年。 誠の事を覚えてるのは多く誠に触れ合った試衛館組と山崎、誠四郎と小雪だけ。 土方は初めて誠が来た時に着ていたパジャマを手に取った。 「女々しいなぁ」 「!?」 そこには沖田がいつの間にかいてニヤニヤしながら土方を見ていた。 「……何がいいてぇ」 「それ誠さんが着てた妙な着物でしょ」 「うるせぇ」 土方慌ててそれをしまった。 そして沖田は冷たい目で土方の背中を見ながら口を開いた。 「誠さんの身代わりですか?」 「……」 「そうなんですね…可愛いそうに」 沖田はそう呟き部屋をさった。土方はくらい顔をしながらため息をつく。 鬼の副長が聞いて飽きれると呟いた。 その後新撰組内では土方は女だけでは足らず男にまで手を出すようになったと広がった。 勿論広げたのは沖田である。 「そぉぉおじぃぃいぃい!!!!」 .
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