24人が本棚に入れています
本棚に追加
「XANXUS…」
5㎝あるかないか、わずかに手前の所で、スクアーロが止めに入っていた。
「オレ等がここに来たのは、こんなことするためじゃねーだろぉ…」
「うるせぇ、虫の居所を何とかしてぇんだ」
「殴りたいならオレを殴れ、殺してぇならアイツを殺せぇ…」
「…っ」
わずかにXANXUSの眉が動く。
そして、
右手が下ろされた。
「ごめん…嫌やったら、もうダーって呼ばんき」
「…気にすんじゃねぇ」
「あっ、そのお詫びと言っちゃなんやけど、二人の絵描こうか?」
「そんなもん頼んだ覚えはねぇ」
「お詫びやき、頼まれて描くもんやないき」
カバンから取り出したルーズリーフに、サクサクと描き始める。
最初のコメントを投稿しよう!