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「…届け物だ」
そう言うとXANXUSは、どこからか箱を取り出した。
「これを依頼先へ渡してこいと、ちっこいカスに言われてな」
「追っ手が来るくらい大事なやつなが?」
こくん。黙って頷くXANXUS。
「でも何で二人が届けないかんが?もっと下の人に頼めんが?」
「どうしても俺等じゃねえといけないと、あの」
「ちっこいカスさんが?」
「……」
「ちっ、あのくるくるパーのアルコバレーノめぇ、どうしても行かねーならオレ等の頭ハゲさすて、どんな脅し文句なんだぁ…」
「(*´艸`)」
「!笑いやがったなこの野郎!後で三枚に
「あ、忘れちょった」
雑談が盛り上がり過ぎて、朝の分の薬を忘れてた。
すると、
「「!!??」」
二人の顔がえらい驚愕している。
視線の先には、私が手にしている吸入器。
「ゔぉ゙い、お前…、それまさか…覚s
「違う」
あたしゃ、酒井〇子か。
「リレンザやて、これ」
「りれ…?」
「ってここに書いちゅうろう!」
と言って、リレンザが入っていた袋を見せた。
「ハァ…焦った」
「警察通報しようか思った」
「通報したいのはこっちや」
と、また知らないうちに話が反れた私達なのであった。
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