インフルエンザで休んでたある日のこと

7/14
前へ
/17ページ
次へ
「しっかし…」 しばらく続いた沈黙を破ったのは、XANXUSだった。 「汚ねぇ部屋だな、ここ」 確かに。 ‐この部屋の現在状況‐ *学校に持っていくカバンやらノートやら筆箱やらが、布団の周りに散乱している。 *そしてその中に妙なものも混じっている。 「…何だコレ」 「! いかん!それいかん!!」 XANXUSが、ひょいと取り上げたのは、定期くらいのサイズのクリアカード。 「…俺が載ってやがる」 「ごめん、それ病床おるときの心のよりどころ」 「…フン」 鼻で笑われた。 「ゔお゙ぉい…、なんかもう一枚あるぜぇ?」 スクアーロが、もう一枚のカードを取り上げる。 「ひょっとしてこれもかぁ?」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加