リアル-高校-

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・・・だるい。 学校ほどめんどくさいものはない。 「おはよう!涙!!」 登校中に挨拶が聞こえた。 声の主は海だった。 ロングで桃色の髪にかわいい顔立ちで俺の彼女。 オンライン中は男性キャラだがリアルは女の子。 ネカマならずネナベってやつ。 「おはよう。眠っ・・・。」 「シャキッとしなよ!!!結局昨日ヤマタノオロチに挑んだの?」 「無理と分かってキルされたくないから寝た。」 海はリアルは全くマイペースなやつではない。 どっちかって言うとキビキビシャキシャキしている。 ネットって怖いね。 だって全く別の『自分』が作れちゃうから。 「お!!!來八だ!!おはよー!!」 海と喋って学校付近に行くと來八がいた。 「おはよう。」 こいつはリアルでもネットでもそっけない。 來八は一言そう言うと学校に入って行った。 「うーん・・・來八って本当に静かでクールだね!!!」 「海もうるさくなければもっとかわいいのにな。」 一発ボコられて教室に向かった。
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