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「初めまして!島津夏南です♪」
目の前にいたのは見たこともない小学生だった。
きっと隣の奥さんかアパートの住人を訪ねて来て部屋を間違えたんだろう。
「あ、君、部屋間違ってるよ?
隣かな?上かな?誰に会いに来たか教えてくれたら連れてってあげるから…さ?」
優しく話す俺。
なんかもー将来保育士か教師にでもなろうかってくらい子供の世話向いてるなーなんて自分に酔っていた。
「藤森翔太さんのとこ!」
「藤森翔太さんね、藤森さん藤森さ…って俺に!?」
若干寝ぼけてた頭が一気に覚めたような気がした。
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