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「あ、帰ってくれるかな?」
めちゃくちゃ笑顔でやんわりと諭すように言ってみた。
相手は小学生だ。
ムキになるのも大人げない。
…泣かれても困るしwww
「まだ、帰りません♪」
俺に負けないくらいの作り笑顔で彼女は言った。
「あ…名前、何だっけ?」
「島津夏南です!」
「カナちゃん?知らない人のお家に行ったら危ないって学校で習わなかったかな…?」
「でもあたしは翔太さんのこと知ってるもん!」
何で知ってるんだよ!
普通に怖えーよコイツww
「でもお兄さんはカナちゃんのこと知らないし、大人の男の人って怖いんだよ?
カナちゃんも酷い目に遭うかもしれないし、お兄さんが悪い人だったらカナちゃんのこと殺してバラバラにしちゃうかもよ!?」
あまりに物分かりが悪いので少し…いやかなり脅してみた(笑)
「翔太さん別に悪い人じゃないしそんな度胸ないことくらい知ってますから♪」
うっわww毒吐いたwww
今さらりと毒吐いたよコイツ!
「…帰ってくれ!」
ここまで言われたら俺も鬼になるしかない!
「上がってもいいですか?」
ちょ、マジで迷惑なんすけど!
「だから帰ってくれ!」
「お邪魔しま~す♪」
…誰か助けてくれww
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