天使を越えたスヴァルス一派

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薔薇十字。十字に、つまりは4つにバラバラにする抜刀術。 だから今、スヴァルスは4つに分断されていた。でも生きている。 「極大型魔法砲撃、創世砲(ジェネシス・キャノン)」 「破壊の後は創世………か。なるほど…………」 「消えて。スヴァルス・テンキスト」 シエルは魔法を放った。そしてスヴァルスの体は、完全消滅をした。 「お、終わったぁ~」 シエルはヘタリとその場に座り込む。その瞬間に、フォルガたち英雄とその子ども、カーティル、テリデスがシエルのもとへ転移してきた。 「ヤバっ………。逃げようかな?」 「させるか!」 「にゅわーーー!!!!」 シエルが転移で逃げようかと思案した瞬間、サーシャがシエルに飛び付く。 「さァて、お説教タイムよ、シ・エ・ル」 「ゲッ………」 「俺からも………いや、俺たちからも色々と言いたいことがあるな」 「うっ………」 「逃げようなんて、考えないでね?」 「うぅ…………」 アニエル、フォルガ、フィアラに詰め寄られ、シエルは仕方なく逃走を諦めた。 その後シエルは、フォルガたちに1人で勝手に行動したことについてこっぴどく怒られ、アニエルからはフィアラやサクライとの関係について、恐ろしい剣幕で問われた。
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