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少女とクラゲと苦労人
ティムは疲れた表情で、疲労の原因を見やる。
銀色の細長い物体が目の前にあり、それだけでも非現実的な光景だが、少女の隣にはクラーケンのような怪物がいる。
陸上にいる事がすでに異様な存在であり、それが山の頂上、奥深い森の奥にいるとは、なんとも恐ろしい。
彼、いや、彼女かもしれない性別不明のクラーケンはいったい何者だろうか。
その謎の前に、この傘、いや、頭に描かれている姫の理想の王子様が不気味すぎた。
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