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広い体育館に響き渡るのは
俺の声だけだったが
時々後ろから
女子の声がしていた。
「えっちょっと格好良くない?」
「代表って事は成績トップ?
顔も良くて頭もいいんだぁ!」
女子にちやほやされるのには
慣れている…
みんな見た目で俺を判断する。
そんな所は好めなかったが
人に好かれるのは嫌いではなかった。
無事に挨拶が終わり
拍手とともに壇上から降りる。
女子のとろんとした視線が刺さった。
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