君の世界

僕は君の何？

最初からわかっていたのかもしれない。

だけど 君と同じ時間を過ごせる事が喜びであり

君の笑い声を聞けた日は
ほっとして眠りにつけた。

肩書きは《彼氏》
一応は彼女が認めてくれた。

初めて彼女に触れた時。
彼女の身体は冷え切っていた。
ふと 思ったのは
彼女を温めてあげるのは
僕ではなくても いいのかも？

初めて彼女の唇に触れた時。
そこには 愛情はまだなかった。

彼女に好意を持って
狙っている奴らは沢山いた。

それを知ってか知らずか
彼女は人目を気にせず寄り添ってくる。

照れた態度は禁物。
彼女に見合う男でなくては。

僕は彼女にとって 気に入った
《アクセサリー》の１つ。

明日 彼女の傍らに居るのは
僕ではないかもしれない。

惑わされ 弄ばれ
嫉妬に苛まれ…。

それでも僕は君を守りたかった
自分を壊そうとしている彼女を。
いつ 消えてしまうかわからない不安と恐怖感。

僕は君の何？
最後まで答えはくれなかったね。