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「うわっ…真っ暗!!」
余りの暗さと埃っぽさに3人は少し怯んだが、
前方に見える小さな明かりを見つけると一目散に駆け寄った。
どうやら携帯電話の光を頼りに、何かを見ているようだ。
「タカケン!何してんだよ!」
そう言うのも束の間、タカケンが見たこともないような不思議な木箱を差し出してきた。
見た目はルービックキューブのような、だけどもっと複雑なパズルにも見える正方形で、振ると何かカタカタと音がする。
「すげぇー!俺の家って代々神社だし、もしかするとかなりの値打ちモノかもな!!」
そう言って俊はタカケンからその木箱を取り上げると、無理矢理中をこじ開けようとした。
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