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ピッピッ ピッピッ
目覚まし時計がなりだした。
ピピピピッ ピピピピッ
少しすると大きな音にかわったがまだ止めようとする人がいない。
ピピピピピピピ!カチッ
更に音を大きくした目覚まし時計は布団の中からでた一本の腕によって止められた。
「ったく、うるせぇな。」
不機嫌そうにそう言った人物は雨竜嵐であった。
それから体を起こし欠伸をひとつして、
嵐「さて、起きるかな。」
と一言言って部屋を出た。
部屋をでてから嵐は、顔を洗う、朝食を作るなどひととおりの動作をしていた。
一人暮らしである嵐はそれらをテキパキとこなしたあと学校へ向かうための準備を始めた。
ここで少し雨竜嵐について紹介しよう。
容姿は黒髪黒目で身長は高く、筋肉をほどよくつけたスラッとした体型である。
「自分のことは自分でやる」という精神を貫く根性を持っており、日々の努力を絶やさない努力家で、明るくて人付き合いもよいため、皆に頼られる存在だ。
現在は勇者育成学校の2年生で勇者になろうとしている。
準備を終えた嵐は小さく「いってきます」と呟き玄関をあとにした。
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