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-嵐視点-
家を出てから俺は学校に向かっている。
学校へは徒歩で20分ほどで着くところにある。
10分くらい歩くと小さな川の上につくられた橋に着いた。
ここまで来たということはそろそろアイt「嵐~!おはよっ!」...来たよ、やっぱり。
嵐「おはよう、リザ。」
コイツはリザ・ウェルス。
同じ勇者育成学校の僧侶志望で同じクラスのやつだ。
とても明るくて優しく、僧侶にもってこいだなと思う。
リザとは一年生のときの実戦練習でのメンバーで、そのときに気が合うからとよく話すようになった。
それからの実戦練習のメンバーは必ずコイツと一緒だ。
ほかに後二人いるんだが...
まぁ会ったときに紹介しよう。
リザ「?どうしたの、なんか考え事かな?」
嵐「ん?いや、なんでもない。よし、学校に行くぞ。」
リザ「うん。」
―――――――――――
リザ「そういえば嵐ぃ?宿題やってきた?」
嵐「は?宿題?どんなのだ?」
リザ「そのようすではやってないね?あ~あ、こりゃ怒られるね~絶対。まぁいっか私には関係ないし。」
リザがここまで言うとは、まさか..
嵐「そ、そんなことより内容は?先生が来る前に終わらせればいいだろ?」
少し焦りながら聞いてみたら……
リザ「そういえばそうだけど…まぁとりあえず内容はね、魔法を組み合わせて実戦向きな作戦を考えるやつでね、魔法の特徴とか書かなきゃだから時間がかかるんだよ~」
ヤバい!ヤバい!!ヤバい!!!
嫌な予想が当たってしまった..
実戦練習の先生ってたしか…
嵐「な、なぁリザ。その宿題って実戦練習のだよな?」
リザ「うん。」
嵐「じゃあ先生はまさか..」
リザ「うん、あのゴリラだよ。」
ああ、ダメだ、終わったな。
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