変わらぬ日々

4/12
前へ
/38ページ
次へ
ここで俺がゴリラについて少し紹介しよう。 ゴリラってのは実戦練習の先生のことだ。 本名はラファエル・ウ゛ィランツェで37歳。 ゴリラってあだ名のとうりにとてつもなくがたいがいいだけでなく、体術大会を15年以上優勝し続ける体術のエキスパートだ。 いくら体術がすごいと言われてる俺でも勝てるはずがない。 宿題を忘れたりしたら「たるんどる!たるんどる!!よしお前ちょっとこっちに来い。いまから俺がたっぷりと気合いを入れてやろう!覚悟しろ!!」ってなってしまう。 しかも「覚悟しろ!!」のあとには必ず断末魔が聞こえてくるという。 そして今このまま学校に向かっても今日が命日になるだけだが、学校をサボったらサボったであのゴリラは生活指導までやってるから結果は変わらない。 ああ、終わったな。 なんて考えながら怯えてるとリザが、 リザ「あ、嵐!わ、私しゅ、宿題をふふ、ふ、二つやってきてたんだけど!ひ、一つあげようか!」 ん?どうしたんだリザ。 上手くしゃべれてないし何か早口だし顔が少し赤くなってるんだが… まぁせっかく一つくれるんだからここはお言葉に甘えて、 嵐「ほ、本当か!リザ!いや、マジで助かる!」 するとリザは少し喜んでから、 リザ「いいよいいよ!気にしないで。」 そしたら直ぐにリザは宿題のプリントを俺に渡してきた。 それを受け取った俺は微笑みながらリザに「ありがとな」と言ったら、リザはまた顔を赤くしてから俺の前に立って先に歩きだした。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加