変わらぬ日々

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サラ「どうしたんだい?嵐くん、何か考えているのかな?」 おっと、少し黙りすぎたかな。 にしてもリザと同じ反応とはな、驚きだ 嵐「ん?ああ、なんでもない。そんなことよりさ、いつまでもここにいないで教室にいこうぜ」 アル「それもそうだね。それじゃあはやく行こう」 そして俺達は教室に行くために、玄関で靴を履き替え二階に向かった。 ここでこの学校について紹介するか。 まずこの勇者育成学校は入学してきた勇者や勇者の仲間になれるかもしれない「卵」を育てる、ということをしている。 そのためかこの学校の学科には剣士やモンク、僧侶、魔術師、さらには占い師や鍛冶屋などの幅広い選択肢がある。 ついでに俺は魔法剣士科を選択している。 入学当初はなぜ勇者科がないか謎だったが、よく考えると勇者科で勇者になれるんなら苦労はしない。 最初から勇者だというやつはいないんだ。 先代の勇者達も、もとをたどれば無名の剣士から始まり、功績をあげつつ地位を高め、やっとの思いで勇者にたどり着いたらしい。 だからいろんな職業を取り扱って勇者になれる可能性を高めているということだ。 次に校舎についてはなそう。 まず一階には武器や回復用の道具が売ってる売店とおおきな食堂がある。 弁当派の俺は食堂を使わないが、全校生徒が1000人ちかくいるため設備はすごいらしい。 二階には三年と二年の教室があるだけ。 三階は一年の教室と図書館がある。 図書館には普通の本もあるが、戦闘指南書や魔法についての本、古代書のレプリカなどの方が利用されている。 四階は鍜治場や調合室、訓練室などと実習などで使うところが多い。 校舎の外にはグラウンドと魔物のいる森があり、グラウンドでは対人訓練を、森では対魔物の訓練ができる。 まぁ学校についてはそんなとこだろう。
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