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母に挨拶をしながら和樹はバックを掴むと玄関を飛び出して行った…。
「おっ!!、今日は早いな和樹」
「なんか悪いか?、オレだってたまには早く起きる時だってあるんだよ」
バス停まで和樹が走って行くとそこには携帯をいじっている洋平がいた。
「まぁ、今日は始業式で楽しいクラス分けの発表があるからな」
「う、うるせーな、洋平だって楽しみだろうが」
「まぁ…、楽しみじゃあないと言えばウソ、になるけど……」
バスを待っている和樹と洋平だがクラス分けの話しになると洋平は少し答えを濁した。
「お~い、どうしたんだ?、洋平は誰か、一緒のクラスになりたい女の子でもいるのかよ?」
「別に、おっ!バス来たぞっ」
「お、おいっ!!、話しを反らすなよっ」
話しを反らしながらバスに乗り込む洋平とそのあとを和樹が洋平の背中に問いかけながら乗り込んだ。
「ちゃんと説明しろよ、誰にも言わないからさぁ~」
「だから、そんなんじゃないから、あっ!公ちゃん」
「おっ、早いな~やっぱり二人もクラス分けが気になるからか?」
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