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「あっ、本当だ」
「おい、先にバラすなよぉ~、…ってオレもじゃん!?」
「それにオレも一緒みたいだしな」
驚いている公佑の横で洋平も同じDのクラス分けの紙の中に自分の名前を見付けていた。
「今年はオレ達三人共、同じクラスになれたんだな」
「マジかよ、洋平はともかく、和樹と一緒だなんて…」
「どう言う意味だよ…」
「いや~、今年も忙しくなりそうだな~って、な」
そう言うと公佑は二人を置き去りにするように生徒玄関に駆け込んだ。
「お、おいっ!!、公ちゃん!?」
「あ~、今年もこんな感じに始まるのか…」
公佑を追い掛けて走り出した和樹
その背中を見た洋平がポツリと愚痴を言って髪をかきあげてすぐに二人を追って生徒玄関へと消えて行った……。
三階にある2―Dの教室に入ると下でゴタゴタしていたせいで教室には和樹達以外はそんなに人はいなかった。
「オレ達以外は、以外とバラけたみたいだな」
「そう、みたいだね、女子なんか全然知らないのが多いし…」
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