……夏祭り……

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美和 「遅くなってごめんね、結構、混んでたんだ。」 公祐の後ろから小走りで両手にラムネを持って来たのは そう、美和だった。 朋華 「美和ちゃんっ!?。」 和樹 「お、大崎っ!?。」 浴衣などは着ないでジーパンにTシャツというラフな恰好で洋平の横に立った。 公祐・美和 『………。』 和樹 「洋平…、お前ら付き合ってる、のか?。」 あまりの衝撃で言葉の出ない公祐・美和に和樹が聞きづらい一言を…。 公祐 「まぁ…。」 美和 「うん…。」 言葉を濁す公祐、その隣で照れてる美和の様子を見れば分かったが、公祐が決定球を放った。 公祐 「付き合っ、てるよ。」 和樹達とは目を合わせずに下を軽く見ながら そして、照れながら言った。 朋華 「いつから、二人は付き合ったの?。」 美和 「今年の春、だよ、みんなにはナイショにしたくて…。」 朋華の質問には美和が照れながら答えたが その表情と声には幸せ、だと言う事が感じ取れた。
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