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夕香 「うわぁ~、こんなに賑わってるんだ。」
洋平 「まぁ、この辺りじゃ1番の祭りだからね。」
石畳の参道を人波に入りながらゆっくりと出店を見て回った。
夕香 「あっ!。」
洋平 「うん?。」
夕香がヒタと足を止めた、その前には射的屋があった。
子供達が楽しそうにコルク銃を構える様子を楽しげに夕香が見ている。
洋平 (…紅さん。)
その時
洋平がすっと夕香の横を抜けて行った。
洋平 「すいませ~ん、一回、お願いします。」
そう言っておじさんにお金を渡して弾をもらった。
夕香 「えっ、洋平君!?。」
洋平 「取れるかは分からないけど…、
紅さんどれがいい。」
洋平のその言葉に驚いていたが
そのうち夕香もすっと目線で欲しい物を捉えた。
四段あるうちの最上段のはじにあるクマのぬいぐるみを
それをわかった洋平も目で返事をして狙いを定めた。
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