……皇泉祭……

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朝の登校 まだ夏の陽射しの名残で 朝でも 少し強い光の中 いつも通りに和樹と朋華 二人は揃って 学校への坂道をゆっくりと登って行く。 和樹 「いや~、 でも昨日は疲れたね~。」 朋華 「私も、 ちょっと歌い過ぎで喉が…。」 軽く 喉に手を当てた直後 コンコンっと 渇いた咳が出た。 和樹 「だ、大丈夫!?。」 朋華 「うん…、 やっぱりちょっと歌いすぎたみたい。」 和樹が心配そうに朋華の肩を抱えたが すぐに落ち着いたようで 和樹に笑顔を返した。 和樹 「なら、いいんだけど…、 あんまりムリはしないでな。」 朋華 「分かってるよ もうすぐ文化祭だし…、 休んでる暇は無いもんね。」 和樹の心配も 朋華にはどこ吹く風のようで、 和樹の隣で 笑顔で話しながら 学校への道をゆっくりと歩いて行った…。 この小さな出来事… これが 和樹と朋華 二人の運命の糸を ゆっくりと乱していくのだった…。
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