~序章~

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ネクストの右腕が空中を舞った 「何!?狙撃だと!!一体何処かr」 次の瞬間 ネクストの頭部が吹き飛んだ 「ウグゥアァァァッ」 ネクストのパイロット…リンクスは脊髄を機体と接続する事で異常な反応速度、圧倒的な処理能力、痛みによる機体の損害状況を伝える、敵ネクストはダメージをもろにフィードバッグされ声にならない叫びを上げていた 「!?」 レオンにはなにが起きたのか全く状況が分からなかった 次の瞬間 3発のミサイルが飛来したかと思うと分裂…計24発のミサイルが敵ネクストを襲った… 「チッ、…これ以上は無理かッ…」 そう言い残すと敵ネクストはミサイルをノーロック発射、ミサイル同士がぶつかりあい爆発、この期を逃すまいと背を向け、オーバーブーストで敵本陣方面に後退した 不意に無線が入った… 「こちらBFF所属リンクス、 王小龍だ…これより戦闘指揮と後方援護を行なう、 機体損傷が酷い者は一旦本陣に退き支給を受けた後に戦線に復帰せよ…」 「た、助かったのか…」 自分の身の安全を確認した時、何とも言い難い焦りと不安が背中から襲って来た… 「隊長は?隊長は!?」 コア内で何かぶつけたのか変色したディスプレイを見た… 「クソッ!これじゃい…」 背中の変形したスナイパーキャノンをパージし廃ビルから抜け出してハッチを開けたッゲホッ…くそッ コジマ粒子がまだ残っているのか?」 急いで降りようとした時、 座席から落ちてしまったレオンはその時気ずいた… 「左腕と左脚が…動かない…」 しかしそれでも隊長か生きている事を信じて自由の利く右腕と右脚を使い這いずりながら隊長の機体へと移動した 「隊長…大丈夫ですか…」 コアの大きな亀裂に言葉をかける… しかし返事は帰って来なかった… そしてレオンは機体のディスプレイの隙間に挟まった1枚の写真を手に取った… レオンはその場で 泣きぐずれてしまった 「生存者か?」
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