~序章~

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その声は 中破し操縦席丸出しのBFF製ノーマルからだった 「此所は危険だ!!一旦退くぞ!?」 「た、隊長が…隊長が…」 ドオォォン 直ぐ近で流れ弾が廃ビルを吹き飛ばした 「ッ!!此所は危ない!来い!?」 そのノーマルは酷い損傷で指すら亡くした腕部を突き出した 「俺は…イヤだあぁぁっ!!」 レオンは錯乱していた 「貴様!?貴様の隊長の為にも生きろ!お前は何の為に戦っている!?」 そう言うとノーマルは半端強引にレオンを掴み戦線を離脱した 「…すまんな…強引で…しかしこれがお前の為だ…」 気絶しているレオンを運びながら名も無き小兵は呟いた… 「うっ…」 目を覚したレオンは知りもしない音一つしない部屋にいた 此所は… 「目覚めたかね?」 声の方に顔を向ると白衣の男が座っていた 「自分は…どうなったんです?」 「君はBFFの医療室に運ばれたのだよ」 「体のあっちこっちが痛い…」 そう言いながら首を擦った 「!?」 (なんだ…これ…プラグ!?) 医者は足を組みながら真剣に答えた 「驚いている様だね?こうでもしないと君の命に関わる事だったからね… 万が一助かっても半身不随何て嫌だろ? 今日からリンクスになったんだよ?君の意思とは関係無にだけどね…」
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