29人が本棚に入れています
本棚に追加
その声は
中破し操縦席丸出しのBFF製ノーマルからだった
「此所は危険だ!!一旦退くぞ!?」
「た、隊長が…隊長が…」
ドオォォン
直ぐ近で流れ弾が廃ビルを吹き飛ばした
「ッ!!此所は危ない!来い!?」
そのノーマルは酷い損傷で指すら亡くした腕部を突き出した
「俺は…イヤだあぁぁっ!!」
レオンは錯乱していた
「貴様!?貴様の隊長の為にも生きろ!お前は何の為に戦っている!?」
そう言うとノーマルは半端強引にレオンを掴み戦線を離脱した
「…すまんな…強引で…しかしこれがお前の為だ…」
気絶しているレオンを運びながら名も無き小兵は呟いた…
「うっ…」
目を覚したレオンは知りもしない音一つしない部屋にいた
此所は…
「目覚めたかね?」
声の方に顔を向ると白衣の男が座っていた
「自分は…どうなったんです?」
「君はBFFの医療室に運ばれたのだよ」
「体のあっちこっちが痛い…」
そう言いながら首を擦った
「!?」
(なんだ…これ…プラグ!?)
医者は足を組みながら真剣に答えた
「驚いている様だね?こうでもしないと君の命に関わる事だったからね…
万が一助かっても半身不随何て嫌だろ?
今日からリンクスになったんだよ?君の意思とは関係無にだけどね…」
最初のコメントを投稿しよう!