入園式†やっぱりベターに恋に落ちたい

4/9
前へ
/78ページ
次へ
銀色の髪の毛。 髪が立ってて…きっと本人に言ったら怒られるだろうけど鶏冠みたいな髪型で まつ毛が長くて肌が綺麗で 寝顔が、今まで見たことがない位整ってて… とにかく言いたいのは、 綺麗すぎるって事で、 なんだか見てる内に胸がドキドキしてきた! もしかして、ああいうのが 「すりーぴんぐびゅーてぃー」ってやつなのかっ!? 「アイザック君!起きて。お返事しないと怒られるよ。」 いきなり寝てたら、隣のやつに起こされた。 せっかく寝れたのに着なれない服のせいで、すぐに目が覚めた。 隣のやつは起きたのを見てホッとしたように見ながら笑った。 「良かった。さっきから起こしてるのに、起きないから心配したぞ。」 「別に心配しなくてもいいし、起こさなくてもいい。」 「そういう訳にもいかないだろ。せめて返事してから寝たらどうだ?」 「…………ん」 めんどうだから頷いて 改めて名前を呼ぶ不機嫌そうな担任に急かされて返事をした。 「もう寝ていいぞ?」 「…部屋に帰って寝る。」 「そうか?でも眠たそうだな…」 「こんな朝早くに起こされてるからな。」 「じゃあ寝たら教室まで連れてってあげるよ。それから、おれはウィルスン・コーザスっていうから。」 「…………ん」 また小さく頷いて目を閉じた。 隣はやっぱり寝た。と小さく呟く。 運んでくれたら一番いいのに  
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

375人が本棚に入れています
本棚に追加