生徒会の一問 ―碧陽学園生徒会暗黒史―

(2) 訪問される生徒会

　さて、６月のある日生徒会にあいたいといって高校生クイズのパーソナリティー津沢高志がやってきた。

　「事実かな、これ？」

　そういって、決定付けたメールを持って校門の前にスタッフとともに立っていた。

　「高校生クイズの皆さんですね」

　「はい、えっと君は？」

　「碧陽学園生徒会、副会長の杉崎鍵です」

　「あ、君が、メールに書いている助平過ぎる副会長」

　…をい！誰だよこんなメールを送ったのは？

　「すいません、ちょっといいですか？」

　そういってメールを借りる。

　差出人を見て、「ああ、やっぱりな」と思った。

　なんせ、そのメールの差出人は…。