初めに

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うん、いい返事だ。 ちなみに母さんと父さんは俺が小さい頃に交通事故で死んだ。だからもう二人とももういない。 「行ってきます。」 「行ってきます☆」 鍵も閉めたし行くか。 今は11月。普通に朝は寒い。 「寒いね☆」 「あぁ。」 ギュゥ 「!」 「あっ、手握るの嫌だったか?ごめんな。今離…」 「///」 楓が強く握り返してくる。まるで離すなんか嫌!みたいに。 「楓、いいのか?」 「うん//私嬉しかった。寒いの一言で手が寒いって気付いてくれてましてや手を握ってくれて。とても嬉しい!!お兄ちゃんは優しいね☆」 「あ、ありがとう///」 「どういたしまして☆」 ニコッ 「ぐはっ!」 ヤバイ鼻血が。ティッシュティッシュ。くそっ!あの笑顔反則だ! 「お兄ちゃん大丈夫?」 「もちろんだ!」
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