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俺は学校から逃げるように都の居るお寺へ向かった…
さっきのは悪夢だ…おかしいのは俺じゃない
そう自分に言い聞かせながらがむしゃらに自転車をこいだ…
そして都の居るお寺に着いた
俺は何も考えず都を抱き締めた…
「どうしたの?優斗君…?」
「…今はこうして居たい…お願いだからもう少しだけ…」
俺は都を抱き締めたまま何故か涙を流していた…悔しさや悲しさが都の顔を見た瞬間溢れだした…
都が温かい手で俺の頭をなでてくれた…
「何があったか私は聞かないけど凄く悲しいみたいね…大丈夫よあたしが居るから…」
都の優しい声で俺は落ち着いた…
「ありがとう…都」
都はこんなにも優しいのに何故みんなは幽霊とか馬鹿にするのだろうと考えたがそれすら考えたくなくてすむぐらい俺は落ち着きを増していった…
「都!俺達約束果たしたよな?!」
「どうしたの?いきなり?」
「だってこの前約束したじゃん…また会おうって…」
すると都は恥ずかしげに微笑み…うなずいた…
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