二人の手

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心の中で俺の何かが動き、何故か温かくなった… すると都は俺に話し掛けてきた 「お友達は大丈夫…」 「あぁ、あいつ馬鹿だから大丈夫だよ」 しかし康平の俺への見方はおかしかった…まぁ今は気にする事もないだろう…その時はそう安易にそう思っていた… 「この猫触ってもいい?」 俺が黒猫に手を触れようとした時だった… 「シャァー!!」 「おわっ!なんだ?」 すると俺は黒猫にひっかかれてしまった… 「あっ!血が出てる」都は急いでハンカチを出して俺の傷の手当てをしてくれた… 「この子人見知り激しくて…けど慣れるといいね」 都は俺に微笑んでくれた… また俺の心は温かくなった… その時初めて二人の手が触れ合った…
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