―第一章―

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「どうしよう熱が下がらない…」 あの後すぐにペイルを 自宅に連れ帰り、看病を続ける ライトだったがサタンの魔力を 直に受けたペイルの容態は 悪化する一方だった。 「こんな時お師匠様だったら…」 縋る思いで窓の外を見ると 天高くそびえ立つ魔法樹が ライトの視界に映った。 「そうだ、あの樹の力を 借りれば…!」 そう思い立つや否や、 ライトはペイルをおぶり 樹の元へと全力疾走していった。
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