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それから間もなく教室へ男性担任が来ると、ホームルームが始まった。
「…と言うわけで、パイロット科の君達は三人1チームでこれから共に行動してもらいます」
三人で一つのチーム?
「詳しい説明はそれぞれのチームの教官に聞いて下さい」
男性担任はそう言うと、紙のプリントを配りはじめた。
「チーム分けのだね」
「さてさて、あたしは誰と一緒かなぁ~、おっ!」
「えっ」
「あらっ」
プリントを読んだ私達は一斉に声を上げた、何故なら。
パイロット科C組
チーム[サイサリス]
レイナ ガーランド
アイル
天野 ひかる
と私達三人の名前が同じチームの欄に書いてあったからだ。
「まさか貴女方と同じチームとはね」
「これって、もしかして運命だったりぃ?」
「は、ははっ、そうなのかな」
「じゃあチーム分けを確認したら地下演習場まで行くように」
男性担任はそれだけ言うと、教室から出ていった。
クラスメート一同もそれぞれチームを組んだら、地下演習場へと向かった。
「さ、わたくし達も行きますわよ」
「うん、行こう行こうっ」
「あ、待ってよっ!」
私達も地下演習場へと向かう。
地下演習場、学園の地下に作られた、GMIの格納庫にもなっている場所
そこで私達はGMIの訓練機に乗り操縦を習う。
「うわ…広い…」
「おっきいねぇ~」
「ここはまだ一層目、この下はもっと凄いわよ」
エレベーターで下層へと降りる途中で見えた、グランドらしき広い空間に
私とアイルちゃんは驚いた、けどレイナちゃんは得意げな顔でまだ何か凄いのがあると言う。
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