宇宙ステーション・ユグドラシル

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自分から切り出すタイミングを完全に失い戸惑う私を見て ギュッと手を握り笑顔を私に向けてくれるサラさん 握られた手は暖かく、笑顔が眩しいくらい素敵、そして私の視線はある一部分に釘付けになる。 「…はぁ…いいなぁ」 「うん?…ああ、これね」 「ムギュ!むむむっ!?」 大きくて柔らかくて、いい臭いがする二つの物体 それに私の顔は埋まり、息が出来なくなると同時に心地好い気持ちになってくる。 そう私がサラさんの大きな胸をじーっと見つめていたら、視線に気付き 何故かサラさんは私をギュッと抱きしめてきた訳で。 「あ゙、あ゙の、ぐるしい、です」 心地好いけど息が限界だったから、もがくように言う。 「ご、ごめんね、可愛くてついね」 「はふっ、いえ、こちらこそです」 解放された私は深呼吸をし息を整え、改めてサラさんに向き合い言う。 「あの私は、天野 ひかるって言います、これからよろしくお願いします」 「ひかるちゃんね、え~と、じゃあチーム[サイサリス]の子達でいいのよね?」 「はい、そうです」 名簿らしき物で私達のチーム名を確認すると、部屋に案内すると言い 私達はその後についていく。 「ここが貴女達のお部屋よ、それと食事は食堂で、お風呂は大浴場でね」 と寮の施設の説明もしてくれた。 「了解でぇ~す!」 「分かりましたわ」 「ありがとうございます」 「じゃあ私は管理人室に居るから、いつでも遊びにきてね」 とサラさんは笑顔で小さく手を振り言うと、自室へと戻って行った。
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