宇宙ステーション・ユグドラシル

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ちなみにパイロット科はAからDまでの4クラスがあり 1クラスだいたい男女合わせて20人くらいが振り分けられる。 知力や体力、魔法力などのデータを参考にしてクラスを決めるとも聞いた。 私は今日から頑張るぞ!と自分に気合いを入れ、席に座る 一番窓側の後ろから三番目が私の席、日当たり良好(人工だけど)だし、窓から見える景色も 学園エリアを一望できる、これで隣の席の人がいい人なら最高かも。 と胸を弾ませていたら、隣からガタッと椅子が動く音がした。 「あ、あの、私…天野 ひかる、って言います!よろ…し、くっ、首っ!?…」 まずは第一印象が大事、私は笑顔と元気な声で、隣の席へ挨拶をした けどそれは途中で悲鳴へと変わった。 「く、く、首っ!え、ええと、なんまいだぶ?、悪霊退散ぁっ!」 と私は完全に我を忘れ意味不明な言葉を言う。 だって、隣に座る人?えと、制服からすると女の子なんだけど でも、首から上が無いわけで… つまり幽霊さん、もしくわ学園に住み着いた地縛霊なのではないか? と私は思い、知識を振り絞り知ってる除霊を試した訳なの。 「キャハハッ、なにその変な呪文は?きみウケるね」 「は、はひっ」 一心不乱に両手を合わせ、除霊用語を連発していると、首無し女の子の 膝の上から陽気な声が聞こえてくる。 私は声のする方を見ると、そこには… 「ふんふっふ~ん、キャハ、完璧っ」 「…ぁ、ぁぁ」 鼻歌を歌いながら女の子の膝の上に生首が一つ その生首は本体(首無し女の子)に髪を櫛でとかされている。 え?え?なに?なんなの!? 私はキョロキョロと周りを見る、だがクラスメート達は首無し女の子が 見えていないのか、まったく驚いたりしていない。 じゃまさか、私にだけ見えてる…。 「ゆ、幽霊ぇぇ---」 と勢いよく席を立ち上がり、学園中に響くかというくらいの叫び声を上げてしまった。
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