宇宙ステーション・ユグドラシル

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するとクラスメート一同の視線が突き刺さる、けど私は首無し女の子を指差し 必死にクラスメートへと訴えかける。 「いや、だから!こ、この子の首がっ!!」 「にゃう?あたし?」 騒ぐ私を不思議そうに見つめる生首、しかも笑顔で。 「はうぅっ!首が、すんごい笑顔だよっ!」 「うるさいですわよ、貴女」 「はうっ!」 不意に頭に叩かれた痛みを感じ、頭を両手で押さえ振り向く。 「あら?貴女は今朝の」 振り向くとそこにいたのは、綺麗な顔立ちに、よく手入れされている金色のロングヘアーが印象的な 女の子が自分の口元を人差し指でツンツンしながら頭にハテナを浮かべる。 はわっ、この人は今朝の美少女さんだよ、えと名前は確か…。 「…えと、ツンデレさん?」 「…つ、ツンデレじゃありませんわぁ--」 「はわっ、い、いたひっ」 名前を聞いていなかったので、つい印象に残ってたツンデレというワードを 出した瞬間、女の子は一瞬動きを止め次に私のほっぺを両手で強めに抓り 顔を真っ赤にしながら雄叫びを上げる。 「い・い・で・す・かっ!わたくしはツンデレではありません」 「は、はひっ!」 なおも強く抓りながらプイッとそっぽを向き言う女の子 その態度は十分ツンデレだと思う、けどほっぺの痛みが尋常じゃないので 素直に頷く事にした。 「まぁまぁ、仲良くしようよ、お二人さん」 と何故か騒ぎの発端になった生首女の子が仲裁に入ってきた 入学初日からこれですか、これからの学園生活がホント不安になります。 その後聞いた話しだと、生首女の子は人間じゃなく、アンドロイドだと分かった だから首が身体から離れても大丈夫だったのね しかも知らなかったのは私だけらしい、みんなも知ってたなら教えてくれたらよかったのに。 「ふんっ」 「キャハッ」 「痛いよぅ」 綺麗なツンデレ女の子に陽気なアンドロイド少女、そして…ひかる これが宇宙を揺るがす戦いに巻き込まれる三人の少女達の出会いとなった。
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