序章

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まあいい、そろそろ現実逃避はやめよう。 逃避してる間に何やら転校生が紹介されていた。 「───から来ました、正識愛(ただしきあい)です。皆さんよろしくお願いします。」 そんな風に、自己紹介をした転校生、正識愛はどの席に座っていいのか、迷っているようだった。 「じゃあ、正識さんは愛偽(あいぎ)君のとなりに。」 …………… えっ?愛偽が誰かって? ……………俺です。 俺、愛偽って言うんです。うわぁ、いきなりばれた。 まぁ、クラスの人の大体が知ってるけどね。 あれこれ考えてるうちに、正識愛が隣に座っていた。 「よろしくお願いします。」 彼女は笑顔でそういった。 こうして見てみると、なるほど、彼女はかなりの美少女だ。 男子はほっとかないだろう。
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