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翌日、俺と変態根尻は図書館で勉強をした。
ちなみに俺は遅刻をして11時に着いた。
ヒーローは遅れて登場するからかっこいいんだ。
「松山さんマジで可愛すぎやわー。なぁ、お前もそう思うやろ?アレは神やて」
はぁ…。本当にコイツの女の子の話をする時のテンションがうざい。
お前は1人の女の子を好きになったことあるのか?って聞きたくなるぐらい様々な女の子を褒めたたえ、そしてあまり可愛くない子には厳しいコメントをする。
なんてヤツだ。
「青木さんもやばいな。あのスタイルやったら絶対モデルになれるて」
はいはい、青木ね。
「青木『さん』やろ、このたわけ!お前にはあの素晴らしさが分からんのかて」
あの巨大女のどこが良いんやて。
「まぁお前みたいな下等な爬虫類には分からんわ」
ひでぇ……。
「あー!高屋くんやん!」
噂をすればなんとやらで、巨大女こと青木が現れた。
コイツは本当にタイミングが良いんだか悪いんだか、よう分からんヤツやわ。
「1人?」
「そうやお。あ、千晴もおった方が良かった?」
余計なことは言わんでいいて。
「呼んだろか?」
いや、いらんから。
「呼んで欲しいくせに~」
う、恥ずかしながら図星だ。
しかし桜井さんおると俺のガラスの集中力が一気に破壊されてしまうから……
って、もう電話しとるし…。
「千晴来るってー」
やからなんでお前はそんなに楽しそうなんだ。
「もう、素直やないなぁ。根尻くんもなんか言ってあげてよ」
あー!せっかく静かだった変態を蘇らすんじゃねーよ!
根尻のことやから物凄い勢いで馬鹿に……。
「え…?あー……うん…。」
…は?
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