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-ジリジリジリ
目覚ましの音が部屋中に響いた。
私は重たい目を開け、
ベッドから出てリビングへ行った。
リビングには
朝ご飯を用意するお母さん、
新聞を読むお父さん、
鏡を見て制服を着崩しているお兄ちゃんが!!
「行ってきまーす!」
私、相沢波音(アイザワナミネ)。
今日は、高校の入学式。
ワクワク!の半面、
ドキドキ!
そんな気持ちを持ち、自転車をこぎ学校に向かった。
っとその瞬間、
トントンッ
と肩を叩かれた。
そして、「おっはよー!」・・・
聞いた事のある声・・・
私は後ろを見た。
《・・・やっぱり。予想した通りだわ》
そこに居たのは
私の幼なじみの、竹本 優貴(タケモト ユウキ)。
《そういえば、レベル一緒くらいだから高校も一緒なんだった・・・。》
『どーした波音!?落ち込んじゃった顔して』
っとユウは、私の顔を覗き込んだ。
・・・私は、なぜか顔が赤くなった//
それを隠そうと、「べっ別に//それより、早く行くよ!」
っと、自転車をガァーっとこいだ。
でもユウはそれにすぐ追いつき、「何赤くなってんだよ!(笑)」
っとクスクス笑いながら言った。
私はムッときて、
もの凄い勢いで自転車をこいで学校に行った。
そして、
新しい校舎へと入った。
《今日からここで新しい生活が始まるんだ》
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