発想書き溜め

とある世界での取材

　そして、記者以外の人物が、沈黙を破壊した。書斎に入ってきた男がこう告げたのだ。

「理事長、隣国が戦線布告してきました」

　すると「神」は…
　　　　　　　　　　 . . . . . .
「よっしゃあ！これで力を振るえる！」

　先程の話と矛盾した事を口走り、「神」は生気に満ちた目をしながらこう言った。

「やっぱり人生、楽しみが無いといかんよ。でなきゃあネガティブな人間になっちまう」

　嬉々として書斎を飛び出していった「神」に、記者は何も言えなかった…
　ただ残念なことに、人間の傲慢さと理不尽さだけはよく理解できてしまった。