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今日は4時限しかなく、早く帰れる日だ。
しかし…授業についていけない。
受験生だっていうのに、このままでいいのか?と思い、ふと窓を見たら…。
「っ!!!」
あの校門にいた血だらけの女子高生が窓際の外に不自然に立っていた。
ここは3階。窓の外には足場がない。
やべ…。ばれてる!
俺は思わず、うつぶせになった。こうすれば、相手から見えないだろうと勝手な思いつき。
血だらけの女子高生は、キョロキョロとしている。
俺を探しているのだろうか。うつぶせのまま緋川の顔を覗いた。
授業の時だけ、眼鏡を掛けている緋川の姿がちょっと物珍しい。
表情はいたって真面目に授業を受けている。
先生が黒板に書いた文字をルーズリーフに書き写している。
真面目だな…。
って、気がついていない?
くそ!
俺は、ルーズリーフに血だらけの女子高生の事を書き、丸めて緋川の後頭部目掛けて投げた。
見事…命中。
緋川が物凄い剣幕でこちらを一瞬で向き、投げ落ちた紙を拾ってくれた!
「……」
緋川は紙を広げ、何か別の紙に書いて俺の方に投げて来た!
俺はそれをキャッチし、ウキウキしながら紙を開けたら…。
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