夢見心地で・・・

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ベッドの上にある窓を開けようとベッドに乗るとかすかにむぎゅという声が聞こえたが聞こえなかったことにした 開け放った窓からベッドにこぼれ落ちる朝の光から逃れるかのようにベッドの上の毛布の塊がもぞもぞとはしのほうへ移動する 「おねぇちゃん、早く起きないと朝ご飯食いっぱぐれるよ?」 毛布の塊からはあーだかうーだか不明瞭な返事が返ってくる 毛布の中の人物とは長い付き合いだがその人がここまで寝汚いたちであったとは再会を果たした最近知ったことだった 「どうしてくれよう・・・土岐!いーかげん起きてよ。土岐おねぇちゃんってば!」 とりあえず毛布の塊を揺すってみることにする だが、反応はさして変わらない。さっきと同じような不明瞭な返事が返ってくるだけだ
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