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「なぁ~ににやけてんの?」
美希が窓を開けて聞いてきた
「公園での事思い出してて…美希も同じ気持ちだったと思ったら……嬉しくて」
裕也は思った事をそのまま言った
美希は少し恥ずかしそうに、しかしはっきりと
「私も…私もすごく嬉しかったゆうちゃんが好きだ!って言ってくれて」
そういいながら微笑んだ
可愛い…心からそう思った
いつも見ていたはずなのに今の美希は一段と可愛い
そんな美希の笑顔に見とれていると、美希は悪戯っぽく
「でももっと早く告白してくれたらよかったのに~」
「いや~なかなか切り出す勇気がでなくてさ~でも勇気出してよかった、だけどこんな事ならもっと早く勇気出すべきだったな~」
裕也は今までの事を思い出しながら言った
「じゃあ…頑張って勇気出してくれたからプレゼントあげる」
そう言って美希はにっこりと笑った
そして窓から少し身を乗り出して
裕也の頬にそっとキスした
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