第14話

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チャミを離したくないと思った。 離したら… またチャミがいなくなる。 悲しみから抜け出せなくなる… 抱きしめる手に力が入る。 「ゆちょ……」 「チャンミン… 愛してる…俺は… お前を… 愛してるんだ…」 「ゆちょ…ん… ダメです…」 何でダメなんだ… チャンミンの表情を見るため少し体を離すと、虚ろな目をして「ダメ…ダメです…」とつぶやいていた。 「チャンミン…」 「僕は…愛されちゃダメ… 僕は幸せになる資格なんて… ないです… 僕は…あの人の…ユノの恋人の人生を狂わせてしまったから…」 「資格がないなんて… 言うなよ……」 何も言うことができない自分に苛立った。
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