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「チャミ…」
ユチョンが「本当にいいのか?」と言いたげな顔をしている。
「いいんです。僕が辛い時側にいて守ってくれたのはユチョンです…
これからも…ずっ…
はぁ…やっぱり言えないです。」
恥ずかしい。僕には素直は似合わない。
「チャミ…愛してる。」
耳元で囁き、僕の手を握るユチョン。
「ここではやめてください… まだタクシーの中ですから…」
「我慢できないよ…」
「我慢してください。」
丁寧に、かつ威圧感をこめて言うと、ユチョンは怯んでいた。
家に帰ったら僕の方からも伝えたい。
「ユチョン、愛しています。」と…
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