強くなるために

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次の日から、今まで以上に厳しい修行が行われた。 午前中は、魔法での戦闘で午後からは、武器を使った戦闘だ。 俺は、自分でも驚くくらいにあらゆる武器の使い方を習得していった。これには、精霊たちも舌を巻いた。 過酷な修行で寝るときは、ふらふらになっていた。 これは、昼の修行だけでなく、それらが終わった後に1人で新術を開発したりしていたからだ。 苦しい修行だったが、今まで最も楽しい日々となった。 このとき、俺は、学園のことなどまったく忘れていた。帰ることなど考えていなかったのだ。 そんな俺が学園に帰るきっかけとなる出来事が起こったのは、修行を始めて、1月がたった頃だった。
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