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「いやいやいや、俺の武器は剣だぞ。他の武器なんか使っても中途半端になるじゃないか」
俺の言葉に長は、あきれたようにため息をついた。
「まったく、それは、おぬしがしっかりと修行すればよいことじゃ。それに手数は多く持っておいた方がよいじゃろう?」
そう言って長は、不敵に笑った。それを見て、俺は顔をしかめた。
「そんな顔をするな。おぬしには、才能があると皆が言っておるぞ」
「だからって・・・・・・」
まだ、了解しない俺に長は、手を上げてそれを制した。
「強くなりたかったのではなかったのか?」
その一言で、俺は修行をすること決意した。
「まあ、明日からもがんばれ。おっ、もうこんな時間か。そろそろ飯にしようかの」
その夜は、長とエレンと夕食を食べ、明日に備えて早めに寝た。
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