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クラッド・キーズウェー
僕は帰路についていた。
コルベットやマリィは当たり前だけど同じ家に暮らしているから、必然的に遊べば僕だけが1人で帰ることになる。
……何だかんだ言って……僕はあの兄妹とは違うんだなって……思う。
いや当たり前って言えば当たり前だけど、どんなに仲が良くても僕は所詮〈友達〉であって、帰る方向は違うんだ。
……それだけじゃないよな。
あの2人と僕は根本的に……〈存在的〉に違う。
そう、〈存在的〉に、ね。
僕はあの2人みたいに陽気におどけること……出来ないし……。
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