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僕の父さんは……。
どちらかと言えば、コルベットやマリィのように明るくて、自分より人のことを優先して痛い目見るけど、好かれるタイプの人だった。
僕はそんな父さんを見て、育ったけど、とてもああはなれないなって思った。
……少し違うかな?
僕は〈僕の体験〉から……〈ああなってもいいことはない〉と判断した……って所か。
クラスで何と無く会話に入っているけど、移動教室の時は1人……。
僕はそっちのタイプだ。
別に虚しくはない。
ただ、どうしてもみんなが何と無くで生きているような気がして好きになれないんだ。
命には限りがあるって……忘れているみたいで。
コルベットはまだそんなに今みたいな思想が固まる前からの友人だから気にしないけれど……。
心の何処かではきっと、コルベットに対する不信感が少しだけ……。
あるのかもしれない。
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