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家の中に入ってすぐに自分の部屋に籠もった。
携帯が鳴らなければ今も寝転んでいたであろう、ベッドに倒れこむ。
クリックに言われたことはすごく気になるし、父さんの行方を掴むチャンスだと思う。
だが、イマイチ信用出来ない。
だいたい、僕のことをよく知っているみたいだったし……。
……ふと、母さんならどうするだろうか……と、考えてみる。
……多分、すぐにでも、探しに行くって言うだろうな……。
考えるより先に行動する。
そんな人だから。
僕はベッドの下にある、前に買ってもらった護身用の〈ギア〉を取り出した。
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