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マリィ・スカーレット
私と兄さんが言い争っていた時、後方に人が現れた。
背が高く、金髪蒼眼。
かなりカッコいいわね……。
……………………………………。
……はっ!!
私としたことが!!
クラッド以外の人に目移りするなんて!!
いけない、いけない……。
「……誰だよ!!あんたは!?」
兄さんがわりとまともで、かつ、この状況で真っ先に指摘するべき点にツッコんだ。
「俺はクリック。クリック・ルーンシーカーだ。詳しい話をする前に問う。……お前達は友人クラッド・キーズウェーのために、星を越えることができるか……?」
え……!?
「どういう意味よ!?」
それじゃ……まるで、今まさにクラッドが別の星にいるみたいじゃない!!
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